Azure Container Apps 作成時に自動作成される、"ME_" で始まるリソースグループは何なのか

概要

Azure Container Apps を作成すると、"ME_" から始まるリソース グループが自動で作成されますが、これが何なのか動作を色々させて試してみました。

 

詳細

公式ドキュメントを見つけられなかったのですが、手元で動作をいろいろ試してみたところ、以下のようなものみたいです。

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Point 1 : Container Apps 環境作成時に以下の通り、「自分の仮想ネットワークを使用する」で、「はい」を選択した場合に作成されるものである

画面例

Point 2 : 命名規則は、以下の様子である。

ME_<Container Apps 環境名>_<Container Apps 環境が存在するリソース グループ名>_<Container Apps 環境が存在するリージョン> 

例えば、自分の環境で作成した時は以下のような形になりました。

 

Container Apps 環境名: managed-env-001

Container Apps 環境が存在するリソース グループ名: rg-aca-test

リージョン: 東日本

 

上記内容で自動作成された、リソース グループ名 は以下でした。

ME_managed-env-001_rg-aca-test_japaneast

 

Point 3 : 当該リソース グループ内の内容は以下の通りで、ロード バランサーとパブリック IP アドレスの  2 つのリソースが作成される。

なお、作成時、Container Apps 環境を作成するところで、仮想 IP を、「内部: エンドポイントは内部ロードバランサーです」に設定をした場合には、パブリック IP アドレス リソースは作成されず、ロード バランサーのみ作成されていました。

 

ロード バランサーのみ作成された

まとめ

自動で突然作成されて、なんだろうと思いましたが、基本的にはロード バランサーと、パブリック IP アドレス (必要なら) の  2 つが作成されるリソース グループだとわかりました。